空想書斎 -ジャンプ感想と作曲のページ-

おもにジャンプ感想と自作曲のページです。作曲後はニコニコにアップしてます。その他、イラストを描くことがあったりなかったり。

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"文学少女"と飢え乾く幽霊(ゴースト)/野村美月 

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)
(2006/08/30)
野村 美月

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読み終わりました。どんどん次へ行きたいと思います。

【あらすじ】
文芸部部長・天野遠子。自称“文学少女”。
彼女は、実は食べ物の代わりに物語を食べる妖怪だ。彼女の後輩・井上心葉は、常に彼女に振り回され、「おやつ」を書かされている。
そんなある日、文芸部の「恋の相談ポスト」に「憎い」「幽霊が」などと書かれた紙片や、数字を書き連ねた謎の紙が投げ込まれる。
文芸部への挑戦だと、心葉を巻き込んで調査をはじめる遠子だが、見つけた「犯人」は、「わたし、もう死んでるの」と笑う少女で!?
学園ミステリー、ビター&スイートな第2弾!
【感想】
今回はエミリー=ブロンテの「嵐が丘」をベースに話が進んでいきます。といっても、昭和初期の日本文学や海外文学についてはまったく触れたことがないため、遠子先輩がストーリーや背景を語ってくれないことにはまったく理解ができません。遠子先輩も背景はともかくとしてストーリーは都合のいい部分だけをピックアップしてお話しているんでしょうが。

簡単に言ってしまうと、クライマックスが重たくて仕方がなかったです。
原作の「嵐が丘」ではヒースクリフは悪魔となってでも復讐を果たすらしいですが、本作ではヒースクリフはキャサリン=リントンに真実を突きつけられた挙句に心の支えであった復讐への意思を奪われるわけですから。
それにしても、ライトノベルかつ学園物のお話でここまで重たくなるとは思わなかった。

それまでは、「幽霊怖い」だのなんだのとやってる遠子先輩や、相変わらず三題噺で遠子先輩にいじわるをしてみる心葉くんや、あからさまに親が育て方を間違えたんじゃないかと思える流人くんが(たまに)シリアスに会話を進めながらもほのぼのとした展開を見せていた分、よけいにギャップがすごかった。
「学園ミステリー、ビター&スイート」らしいけど、後半はビターしかないよ!

遠子先輩、心葉くんの方からでなく蛍の方から話を追っていくと、本文中でも心葉くんが察しているとおり、悲劇でしかなくて、さらに結末まで悲劇というお話。

ただ、やっぱり話のバランス感覚はよくて、途中に挿入される正体不明の登場人物の独白、クライマックスにいたるまでの日常とすこしずつ結論へたどりついていく進め方、悲劇としか形容できないクライマックスと自然に話しは流れていきます。
というわけで一気読みしてしまった人の読書感想でした。

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)
(2006/08/30)
野村 美月

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